新品レビュー(長期使用)
初めまして。あかさ田中と申します。今回は現行iPadのレビューを書いていきたいと思います。
Appleが販売しているiPadですが、このモデルは最新の「M5」チップを搭載しており、大変パワフルです。歴代最強にして値段も最狂となったiPadは、果たして一般人が買う必要があるのか、考えていきたいと思います。
(これらはすべて私個人の見解です。 Appleの公式見解とは一切関係ありませんのでご了承ください。)

| 私の所有するiPadのスペック | iPad Pro M5 11inch 256GB WiFiモデル (標準ディスプレイ) シルバー MDWL4J/A |
|---|---|
| 販売価格 | 209,800円 $1,199(米国) |
| 購入当時の定価 | 168,800円 $999(米国) |
スペックについて
スペックについて軽く紹介します。なお、今回紹介するモデルは吊るしモデルになります。まずはプロセッサの性能から。
プロセッサ: Apple M5チップ / 16コアNeural Engine
256GB / 512GBモデル: 9コアCPU / 10コアGPU / 12GB RAM
1TB / 2TBモデル: 10コアCPU / 10コアGPU / 16GB RAM
※メモリ帯域幅は全モデル共通で 153GB/s
メモリとCPUのコア数で差別化が図られています。アップルシリコンはSOCなのでメモリ帯域幅も大きいです。

ディスプレイ: 11インチ Ultra Retina XDR(Tandem OLED 3)
解像度:2420 × 1668ピクセル(264 ppi)
リフレッシュレート:10Hz〜120Hz(ProMotion対応)
XDRフルスクリーン輝度: 1,000 nits
HDRピーク輝度: 1,600 nits
M4モデルから搭載されている「タンデムOLED」は簡単に言うと「2枚重ねの有機EL」です。後述しますが、これによって従来の有機ELではあり得ない明るさを実現しています。

ワイヤレス通信: Wi-Fi 7(Apple N1チップ搭載)、Bluetooth 6
Cellularモデル: Apple独自設計モデム「C1X」搭載、5G対応、eSIMのみ対応
カメラ: 背面 12MP(広角・ƒ/1.8)、前面 横向き12MP(超広角・センターフレーム対応)
サイズ・重量: 249.7 × 177.5 × 5.3 mm(13インチは281.6 × 215.5 × 5.1 mm)
Wi-Fiモデル:444g / Cellularモデル:446g(13インチはWi-Fiモデル:579 g/Cellularモデル:582 g)
USB規格:USB Type-C DisplayPort · Thunderbolt 3(最大40Gb/s) · USB 4(最大40Gb/s)
充電: 最大60Wの高速充電に対応(約30分で50%まで充電可能)
バッテリー容量:約8,160 mAh(13インチは約10,290 mAh)
M4モデルまで使用されてきたクアルコム製のインターネットモデムも自社開発となり、通信プランによっては5G RedCapに対応するので省電力となります。バッテリーの公式駆動時間は全モデル共通で「10時間」となります。

アップル信者のiPad遍歴
iPad 5th
iPad Air 5th
iPad mini 6th
iPad (A16)
iPad Pro 12.9 6th (M2)
今ここ→iPad Pro 11 (M5)
今までのiPadは使っているうちに大なり小なり不満が出て、買い足してきました。iPad Air 5thとiPad(A16)はまだ使っています。それぞれ寝室用とペットモニター用です。
なぜ私が入手するに至ったか
実はわたくし、今年3月までアップルストアてスペシャリスト(販売員)をしており、説明している間に自分も欲しくなってしまったので買いました。
ガジェットオタクなる私の目に魅力的に映ったのはなんといっても「不必要なスペックが薄い板に詰まっている」ということでしょう。聞いて笑われる「ロマン」が欲しかったのです。
また、アップルストアでは現在販売されている全てのモデルが横並びに展示してあることはご存知かと思いますが、ディスプレイの発色が大変良く、iPadやiPad Air、M2のiPad Proと比べてもレベチで明るいんです。「明るさを上げれば他のiPadでも明るいのでは」と思うこと勿れ。天井が高いので明るい場所で見やすいというメリットがある...かもしれません笑
軽さも決め手になりました。iPad Airよりも軽くて薄く、単体で持って使用する際もストレスが無いです。



このiPad Proが「業務用」と呼べる理由
私のiPad Proの用途としては
MacBookの補完(手書き)
ウェブ・レシピ閲覧
がほとんどです。手書きをする必要がある時、iPhoneより大きい画面で文字を見たい時に使用します。
「使用用途少なすぎ」と思うかもしれません。ただ、一般の方の用途はほとんどの場合こんなもんです笑 もちろん店員としてセールスしてた時は活用法に関して色々提案をしましたが、お金稼ぎに使わないのであれば他にも選択肢があると思います(少なくともProではない)。
確かにM5チップは高性能です。買った当時はFinal Cutを使って出先で軽く動画編集できるか、ゲームができるか、と考えていましたが、バッテリーが2、3時間でなくなり、発熱もひどいので実用的ではありませんでした。では、どのようなシーンでM5チップの性能を活かすことができるのでしょうか。
個人的な見解として「家で常に100%の負荷に耐える」より「屋外で中くらいの負荷に耐えながら、ここぞという時に必要とされる高い負荷にも耐える」使い方の方が性能を活かすことができます。これこそがこのiPad Proが「業務用」である理由です。
PCのように「重い処理をバックグラウンドで何時間も回し続ける」のであれば、電源に接続したMacBookの方が圧倒的に安定しています。しかし、プロの現場では変化が求められています。
例えば、建築士が現場でLiDARスキャナを使って空間を3Dキャプチャする瞬間
イラストレーターが何百枚ものレイヤーを重ねた重いデータを開き、一瞬で書き換える瞬間
映像ディレクターがロケ現場の太陽光の下で、高解像度な映像の色味を一瞬でチェックする瞬間
写真家が数十GBのファイルを一気に取り込んで現地でレタッチする瞬間
営業担当者の外回り営業中、提案をその場で訂正、書類作成等のマルチタスクを行う瞬間
彼らにとって重要なのは、「現場という限られた時間と空間の中で、瞬発的に発生する重い処理を完璧にこなすレスポンスの良さ」です。それを支えるため、iPad Proには他のiPadと比較して様々な強みを持っています。例えば高いピーク輝度・発色の良さ・Apple Pencilとの完璧な親和性・高速データ転送・画面の大きさと軽さを伏せ持つ・LiDARスキャナ搭載などです。これらはどちらかと言うと一般消費者ではなく「プロ」のためのパーツですので、これらの強みを活かしてお金を稼ぐ「プロ」でないのならiPad Proは高すぎる散財になる可能性があります。
ただ、この中の一つでも活かせる方なら個人でも全く問題ないと思います。私の場合は一日数時間Apple PencilでPDF等に書き込みを続ける必要がありました。今までは別のiPadを使っていましたが、書き込み中に他のアプリを並べると一気に発熱がひどくなっており、作業が止まってしまう瞬間がありました。iPad Proに替えてからは何もかもが私の要求通りに動くようになったので大変満足です。バッテリーは相変わらず弱いですけどね...
まとめ 〜「闇」について〜
アップルは人の欲望をコントロールするのが本当に上手いです。
iPad Pro、MacBook Proは紛れもなくプロ向けで、値段の時点で一般人は選択肢に入れない製品ですが、AirPods ProやiPhoneのProシリーズは一般人向けに「作られたイメージとしてのPro」にすぎません。人より良いものを買って心理的優位に立ちたいだとか、必要ないのに上位モデルの方がよく見える、といったように消費者の欲望をコントロールし、実際に驚くほど売れまくっていることを思うと、アップルのマーケティングは本当に恐ろしいです。これがアップル製品の「闇」の部分だと思っています。皆様も「闇」には気をつけつつ、楽しいアップルライフをお過ごしください。
それでは。
商品情報
- メーカー
- Apple
- 製品名
- iPad

コメント (2件)