レビュー
エアバンドレシーバー、高すぎる。
警察や消防、鉄道など色々な無線がデジタル化されてだんだん聞けなくなって来ている昨今。まだまだアナログで聞くことができる無線があります。それがエアバンド。
航空管制官とパイロットとのやり取りを、ハンディータイプのレシーバーで簡単に聞くことができます。
ICOMやALINCO等、有名無線機メーカーが広帯域受信機としてエアバンドを聞ける受信機を発売しています。
代表的なのだとICOMのIC-R6やALINCOのDJ-X82等。


Amazonや秋葉原の無線機屋さん等で購入できるのですが、どちらも新品で購入しようと思うと2万円以上します。
流石に高すぎませんか?
すでに無線を趣味にしている方や、すでに飛行機を好きで写真を撮るためや航空祭のためにレシーバーがほしいと思っている方は、この金額でも価値を感じると思いますが、ちょっと試してみようかな?と思ったときに、パっとこの金額を出せる方は少ないと思います。
そんな方におすすめしたいのが、ユピテル工業からかつて発売されていた、MVT-3300という受信機です
ユピテルの名機 MVT-3300

これが私が中古で購入した、MVT-3300になります。メルカリで6,000円ほどで購入しました。
現在もまだメルカリやヤフオク等で大体2,000円から6,000円程度で取引されています。
今回はこれをエアバンド初心者におすすめする理由を解説していきたいと思います。
圧倒的な金額の安さ
先ほど紹介したALINCOやICOMのエアバンドレシーバーは、中古でも1万円台で取引されることが多いです。
そんな中こちらは、大体2,000円から6,000円程度で購入することができます。
飽きて使わなくなった際も同じくらいの金額で売ることができるので「とりあえずエアバンドを聞いてみたい」という方にはぜひおすすめしたい1機です。

感度がとても良い
実は、MVT-3300を買う前に、先程紹介したALINCOのDJ-X82も持っていました。貯金して秋葉原で買った記憶があります。
DJ-X82は画面も見やすくてテンキーで周波数が入力できるのでとても使いやすく、感度も特別悪いことはなく満足していました。
しかし、MVT-3300を購入して驚きました。
MVT-3300だと聞こえるのにDJ-X82では聞こえないことが多い
これは正直驚きました。
当時ALINCOからの新製品だったDJ-X82、当然新しい無線機のほうがよく聞こえるだろうと思っていました。
しかし実際は、MVT-3300の純正アンテナでは聞こえるけど、DJ-X82の純正アンテナだと聞こえない。みたいなシーンが多発しました。
DJ-X82に全長50cmほどのエアバンド専用アンテナを取り付けてようやく同じくらいといった感じです。
(なんならそれでもMVT-3300だけ拾うこともあるほど)
要因はわかりませんが、とにかくMVT-3300は今の受信機に引けを取らないレベルで感度は良いです。
テンキーが使いやすい
MVT-3300は、本体正面に周波数入力用のテンキーが搭載されています。
エアバンド初心者は、聞きたい無線の周波数をインターネット等で調べてそれを聞くことが多いと思うのですが、その時の入力が圧倒的に楽です。
エアバンド愛好家に人気のレシーバーIC-R6ですが、あちらはテンキーを搭載していないため、周波数はノブを回して選択する必要があります。これが地味に大変なんですよね。
一方MVT-3300はテンキー搭載で、調べた周波数をそのまま入力するだけで聞くことができます。変調も周波数に応じて自動で切り替えしてくれるので、初心者には優しい仕様だと思います。
スキャンが高速
いろいろな周波数を巡回しながら通信している周波数を調べるスキャン機能。
MVT-3300はそのスキャンが比較的高速です。古い機種の場合スキャンが遅かったりスキャンできる周波数が少なかったりみたいなことがあるのですが、MVT-3300は現代の無線機と比較してもストレス無いスキャン速度だと感じました。
また後述するメモリーバンク単位でのスキャンや先述の感度の高さも相まって、自宅や空港で気長に通信を待つにはちょうど良い性能だと思います。
柔軟で豊富なメモリーバンク
MVT-3300は、最大で200個の周波数をメモリーとして登録できます。またそれぞれグループごとに仕分けができるので、空港ごとや地域ごとなどでまとめた周波数をメモリーしておくことができます。
これにより、周波数を覚えていない初心者でも、自宅で調べて登録して、空港ではメモリーを呼び出す。みたいなことが簡単にできます。
またグループごとや複数グループ選択でスキャンもできるので、機能としても必要十分だと思います。
逆に気になる点は?
ここまでは良いところをひたすら紹介してきましたが、一応気をつけたほうが良い点もいくつかあります。
アンテナのコネクタがBNC
現在の無線機のアンテナはSMAコネクタが主流ですが、MVT-3300のアンテナはBNCコネクタになります。
そのためエアバンド用の汎用アンテナ等を使用する場合は、変換が必要になります。
ただこちらもAmazon等で購入できるので、そこまでデメリットになるかというとそうでもそうでも無いとは思います。
製品自体はかなり古い
MVT-3300は今でも現役で使えますが、かなり古い受信機であることに代わりはありません。そのため中古でもコンディションは様々で、動作する個体を見極める必要があります。中古で購入する場合は注意してください。
今の受信機と比べるとサイズが大きい
これも人によってはデメリットになるかなと思います。現在の受信機は比較的コンパクトでシャツのポケットに入るくらいのサイズのものも多いですが、こちらはポケットに入れるのには厳しいサイズをしています。
そのため空港であまり目立たずにポケットにしまいながら無線を聞きたい方や、電車の中で聞きたい。みたいな場合は他のモデルを検討したほうが良いかもしれません。
ただ逆に、車や自宅から聞く場合や、空港でも堂々と出して聴く場合は特に気にならないと思います。
まとめ
「とりあえずエアバンドを聞いてみたい!」けどエアバンドレシーバー高い...って人におすすめ!
- 安い
- 感度が良い
- テンキーが使いやすい
- スキャンが早い
- メモリーが多い
- 古いので個体によっては状態が悪い
- 最近の受信機と比べると大きい
評価
商品情報
- メーカー
- ユピテル
- 製品名
- MVT-3300
- 購入価格
- ¥6,000
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