活用術/使い方/マニュアル
地番と登記情報の調べ方
先日、うちの家族が「うちの前の道路が東京の不動産業者から市に寄付されたらしい」という噂を聞き付け、それを確かめるために、「地番を調べ登記情報を取得する」という作業をしました。
このような作業は不動産を扱う方はよくご存じのことかもしれませんが、私ははじめてやってみて勉強になりましたので、やり方をまとめてみました。

地番を調べる
郵便などを届けるときに使う「住居表示」とは別に、不動産の登記情報と紐づいた「地番」というものがあります。まずは、登記情報を得たい土地の地番を調べます。
「 MAPPLE法務局地図ビューア」に載っていればすぐわかる
「 MAPPLE法務局地図ビューア」(以下、マップル)というサイトにアクセスすると、地番が載っている地図が出てきます。これに目的の場所の地番が載っていれば一発でわかります。

しかし、まだ載っていないところが意外と多いようです。「地籍調査」というものが済んだところから順に載せられていくようですが、未調査ないしデータ化がまだ終わっていないところが多いのではないかと思います。
「地籍図データ」を調べる
マップルに地番が載っていなくても、法務局の「G空間情報センター」や地方自治体のサイトに「地籍図データ」というものが公開されており、これを見ることでも地番を調べることが出来ます。
先日私が調べようとした道路の地番はマップルに載っておらず、居住地の市が公開している地籍図データでようやく確認できました。
地籍図データを見るには、GIS(地理情報システム)をPCにインストールし、データを読み込む必要があります。GISは各社からいろいろ出ているようですが、私はAIから勧められた「QGIS」という無料のソフトを使いました。
(無料で使えますが、寄付の呼びかけはあります)
地籍図データをQGISで取り扱う具体的な方法は、最後の参考動画にまとめましたので、よろしければご覧ください。
それでもわからない場合はお役所へ
私自身は行きませんでしたが、上記のやり方で地番がわからない場合は法務局ないし市町村役場へ出向くと教えてくれるそうです。
登記情報を調べる
地番がわかったら、その地番の登記情報を取得します。登記情報には、所有者がわかる「登記事項証明書」や境界の確認に使える「地積測量図」などがあります。
「登記情報提供サービス」
登記情報は「登記情報提供サービス」というサイトでpdf形式のファイルでダウンロードできます。
ネットで利用申し込みをすると、ログインIDとパスワードが紙で郵送されてくる方式です。ログインしてクレジットカードを登録すると、目的の地番の登記情報を一件につき300~400円くらいでダウンロードできるようになります。
ちなみに、「登記情報提供サービス」にも、地図から地番を検索するサービスがあります。
法務局に行っても良いが、ネットのほうが安いらしい
私は利用しませんでしたが、法務局に出向いても登記情報を取得できます。ただし、1件600円ほどかかるため、ネットのほうがお得だそうです。
以上、地番と登記情報の調べ方をご紹介いたしました。
参考資料
「その辺にある放棄地の買い方」
今回ご紹介したような方法は、Youtubeで検索してもたくさん出てきますが、吉川祐介さんのYoutubeチャンネル「資産価値ZERO -限界ニュータウン探訪記-」の「その辺にある放棄地の買い方」という動画が面白いと思いました。タイトルの通り、放棄された土地の登記情報をたどって所有者と交渉するまでのやり方を紹介しています。
「QGISで地籍図データを表示する」
こちらは私の動画で、入手した地籍図のデータをQGISで表示する方法をまとめたものです。もしよろしければこちらもご覧ください。
まとめ
土地の登記簿などの登記情報は、地番がわかれば「登記情報提供サービス」でネットから有料でダウンロードできる。地番を調べるには、「登記情報提供サービス」、「 MAPPLE法務局地図ビューア」、QGISなどのソフトを使って「地籍図データ」を見るなどの方法で調べることができる。
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