レビュー

2026年3月12日に発売されたGalaxy Buds4 Pro。果たして2021年4月8日発売の初代Buds Proからどれだけ進化しているのか?!入手したので比較レビューしていきます。
結論
“音質だけ”見るなら、初代Galaxy Buds Proの方が優れています。
その理由をこれから説明していきます。
周波数特性

残念ながらBuds ProのB&K5128(精度の高い測定器)のデータは見つかりませんでした。
低域は、B&K5128測定器のほうが控えめに測定される傾向があるので、それを加味するとGalaxy Buds4 Proのほうがやや主張が強いです。まあ、低域はEQでどうにでもなるのでどうでもいいです。私はどちらも低域過多に感じました。
一番違いが大きいのが高域。どちらも10kHzあたりまでは非常に滑らか(←凄い!)ですが、4Proは13kHzあたりから音圧がガクッと落ちます。これはトーンジェネレーターでも確認出来ました。対して初代Proは一旦落ちるものの、15kHzを超えたあたりでピークが現れます。これもトーンジェネレーターで確認出来ました。
正直、ピークはあまり良いものではないですが、完全に音圧が落ち込んでいるよりかはマシです。曲を聴いていて刺さるように感じることはありませんでした。
Galaxy Buds4 Proの欠陥
欠陥1 ピーク問題
Galaxy Buds4 Proは高域の音圧落ち込みよりも致命的な弱点があります。それは、ANCオン時に不自然なピークが現れることです。

これは私が測定した周波数特性です。ANCオン時に、1kHzあたりにピーク(山)が出来ていることがわかるでしょうか。これに最初に気づいたのが斉藤由貴「悲しみよこんにちは」の1分付近で非常に耳障りな音が聴こえた時でした。これは他のイヤホンでは聴こえません。


「悲しみよこんにちは」のスペクトル画像からわかるでしょうか。ちょうど1分付近で1kHzあたりのエネルギーが強くなっています。その他の1kHz付近のエネルギーが強くなっている瞬間でも、同様の耳障りな音が聴こえました。
しかもこれ、多分フィードバックマイクやANCアルゴリズムの問題なので、EQ(イコライザー)で均したところで不自然な音は治らないんです。一応、急峻なピークバンドで-12dBとかいう、完全にその帯域の音は鳴らさないぞというEQをすれば、改善します。しかしこれは急峻なピークバンドといえどもその帯域の情報を欠くことになり、音質は劣化します。
欠陥2 Windows PC問題
Bud4 Proにはまだ欠陥があります。それは、Windows PCに接続すると著しく周波数特性が変化(悪化)するという点です。

3kHzまではほぼ同じですが、そこからWindows PC接続時は音圧が故障レベルで落ち込みます。マトモな音ではありません。あからさまな不具合なので、アップデートで修正されるかもしれません。
欠陥3 ホワイトノイズ問題
Galaxy Buds4 ProのANC時のホワイトノイズは結構大きいです。しかもANCの強さを調整できるのですが、弱くしたところで大して改善しません。初代Buds Proの方はANCの強さを弱にするとかなり小さくなります。
Galaxy Buds4 Proのほうが優れている点
一応、Buds4 Proが優れている点もあります。それは、ANCが強いことと、外音取り込みが自然なことと、マイク性能が高いことです。技術の進歩を感じました。
特にマイク性能はすごいです。普通マイクで録音した自分の声ってキモいと思うのですが、Buds4 Proで録った音声はまさに私が聴いてる私の声って感じで違和感がありませんでした。
まとめ
Galaxy Buds4 Proの音質は正直初代Buds Proから進化していません。(むしろ退化)というか、Buds Proの音が結構良いです。中古市場を見ると美品が1万円以下なので安いTWS欲しい人はおすすめ。私は2500円で入手しました。ノイキャンもそこらへんの安物TWSよりは良いと思います。多分。評価はBuds4 Proの評価にしておきます。
- マイク性能
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- ノイズキャンセリング時に現れるピーク
- WindowsPCに接続した時使い物にならない
- ノイズキャンセリング時のホワイトノイズ
- 高域のロールオフが早い
評価
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商品情報
- メーカー
- Samsung
- 製品名
- Galaxy Buds4 Pro
- 購入価格
- ¥41,250


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