レビュー

【前置き】
こんにちは、kakerucmdです。
今回は私がLIAN LI製品を中心に組んだメインPCを紹介します。
ついでに「なぜこうなったのか」の経緯も書きました。
割とくだらないので、興味がなければ目次から飛ばして本題見ていってください。
【組んだ経緯】
Chapter 1:スペック不足
1年程前に遡ります。
当時、Ryzen 7 5700Uを積んだ一般通過ノートパソコンを2年半ほど使い続けていたんですが、
用途が軽作業ばかりだったので特にスペックで困ることもありませんでした。
ですが、その時期を境に高負荷な用途が増え、スペックの限界を感じ始めたのです。
「そろそろ変えないと厳しい」と。
しかし、忙しかった上あまりPCを組む気もなく、まだ少し知識も不足していました。
パーツを選ぶ時間、PC本体を自作する時間、それを実行するやる気。
まあ、当時では無理だったので、一旦自作ではなく某BTOで即納モデルを購入しお茶を濁すことに。
Chapter 2:某BTOの即納モデル&後悔
某BTOの即納モデルだけあって届くのは非常に早く、買ってすぐは特に不満なく使っていました。
というより性能向上があまりにも大きく、細かい部分は気になりませんでした。
ところが使用し始めて数週間後。早くも不満が。
不満その1:冷却力&騒音問題
真っ先に気になったのが騒音です。
Minecraftのチャンクロードなど、CPU負荷が激しく上下する場面ではCPU温度も大きく変動します。
搭載されていたCPUクーラーの冷却性能が高ければ温度変動もある程度抑えられるのですが、
おそらくエントリークラスであろうサイドフローなので変動は大きめ。
これに合わせてファンの回転数も頻繁に上下。
「ブオォォォォォン...スン...ブオォォォォォン...スン...」
が延々と続く非常に不快な騒音。私には耐えられませんでしたね。
まあ某BTOのコスパ即納モデルなんてそんなもんだろう、とは思っていましたし、一旦対策することに。
常時回転数を固定に調整しようと思ったのですが、このままでは冷却力に少し不安がありました。
そこでThermalrightのPhantom Spirit 120 SE ARGBを購入。
ひえる。でかい。ピカピカでワロタ。
取り付け後にファン回転数も調整し、かなり改善しました。
...したんですが、まだちょっとうるさい。
ファンの回転数が頻繁に上下する問題は解決したものの、今度は別の種類の騒音が地味に気になる。
後々別の元凶が見つかることになります。
さらに数週間が経った頃、容易に予想はできたものの考えたくはなかった問題に直面。
不満その2:USBポート不足
ASRock A620M TWというBTO向けの独自マザーボードなのですが、
背面USBポートにType-Aが4個(3.2 Gen 1×2、2.0×2)しかなく、ケースのフロントUSBを合わせても合計6個。
もちろんType-Cもなく、少なくとも私の環境では全く足りません。
まあ、これに関してはUSBハブで解決できるので一旦は解決しました。
その後数ヶ月。今度は性能とは全く関係ない部分で問題が発生します。
不満その3:グラボの垂れ下がり
別に機能面での不満ではないんですが、グラボが少し傾いていました。
確かに使用されていた「MSI GeForce RTX 5070 12G SHADOW 2X OC」は1kgもないですし、2連ファンモデルです。
ステーはなくても良いだろうと思われるのも全く不思議ではありません。
でも目の当たりにした光景は無視できない。
ASRock A620M TWはx16スロットが金属補強されておらず、このまま放置して使うには恐ろしかった。
仕方ないので、応急処置として棒タイプのグラボステーを追加。
もうこの時点でお腹いっぱいになりそうな不満の量ですが、まだあります。
不満その4:電源の騒音
電源の動作音が大きめでした。
後々X870E AORUS ELITE WIFI7の動作確認に使った時、ようやく気付いた事実。
不満その1の「別の種類の騒音」。
CPUクーラーを交換し、ファン回転数も調整したのに何となくうるさい。
電源がそれなりの音を出していました。CPUクーラーほどの爆音ではないものの、地味に気になります。
いかに電源を"80PLUS GOLD"だけで判断してはいけないのか痛感しますね。
効率認証と静音性や品質は別問題です。
Chapter 3:結局全バラ
そんなこんなで、不満点を潰し続けるのは飽きたし面倒。
そこで、
・CPU
・GPU
・SSD
・メモリ
のみ流用し、心機一転、新しいパーツで組みなおすことに。
時間がなくてBTOを買ったはずが、最終的に残ったのは主要な4パーツとトラブル対応の思い出だけ。
まあ、ちょっと面白かったのでいいでしょう。
パーツをセール狙いで少しずつ買い集め、少しずつ乗せ換えていきました。
【現在の構成】

AMD Ryzen 7 7700
MSI GeForce RTX 5070 12G SHADOW 2X OC
Crucial DDR5-5200 CL38 16GB×2 + EZDIY-FAB PI061
Western Digital WD_BLACK SN850X 2TB
Western Digital Caviar Green WD20EARX
GIGABYTE X870E AORUS ELITE WIFI7 Rev. 1.2
ASRock Steel Legend SL-750G
LIAN LI Hydroshift II LCD-C 360CL Black
LIAN LI UNI FAN SL-INFINITY 120 BK 3Pack + SL-INFINITY REVERSE BLADE 120 BK ×3
LIAN LI Vector V100 Black
SilverStone SST-FF123B
長尾製作所 VGAサポートステイS
最初はCorsairのiCUE LINKで統一しようと思いましたが、
統一で組んだ時の見た目のまとまり、サイバーな世界観が好みだったのでLIAN LIに。
LIAN LIのL-Connect 3はよく悪評を聞きますが、少なくとも私の環境でこの構成を使う分には特に目立った不具合はありませんでした。
【使用パーツ】
AMD Ryzen 7 7700
まあ、言うことはないです。高性能。
Curve Optimizerで低電圧化して、PBOのMax CPU Boost Clock Overrideを+200Mhzにしておきました。
MSI GeForce RTX 5070 12G SHADOW 2X OC
日本ではBTO向けのみのモデル。静音性と質感が微妙です。デザイン自体は嫌いじゃないんですけどね...
Vector V100だと貧相に見えるので正直3連ファンモデルを使いたい。
Crucial DDR5-5200 CL38 16GB×2 + EZDIY-FAB PI061
EZDIY-FAB PI061
謎メーカーの後付けヒートシンク。多分普通に冷却効果はあります。
ただ、LED部分が端まで綺麗に光らないし光り方に粒感があるのが残念。
Crucial DDR5-5200 CL38 16GB×2
4800のCL40だった定格メモリを5200のCL38に詰めました。体感差はないけど満足感はあります。
Western Digital WD_BLACK SN850X 2TB
はやい!DRAMあり!大容量!
今はGen 5があるので最速ではないですが、十分すぎますね。
Western Digital Caviar Green WD20EARX
家に転がってた骨董品から抜き出しました。倉庫用です。
GIGABYTE X870E AORUS ELITE WIFI7


たかい。つよい。くろい。こうきゅうかん。
A620M TWから乗り換えるには強すぎたと思いますが、後悔は全くありません。
USB4でモバイルモニターが快適なのが地味に助かりましたし、ゴツいヒートシンクの安心感が大きいですね。
Gen5のクソデカヒートシンクがついてるスロットにSN850Xを刺したら50℃すら超えませんでした。
ASRock Steel Legend SL-750G

Cybenetics ETA Platinum認証、ATX3.1対応の電源です。使われているコンデンサはすべて105℃対応の日本製。
コネクタが公差ギリギリで固くはまって安心感があります。
静音性もCybenetics Lambda A+なだけあり、電源の存在に気付けないくらいです。
LIAN LI Hydroshift II LCD-C 360CL Black


パソコン工房のセールの時12,980円で買いました。
本当は買うつもりなかったんですが、そんなセールされちゃ今しかないと衝動買いしてしまった。
チューブを隠し最低限しか見せない構造、ブラケットを隠すカバー、ポンプヘッドの高い質感。
あと謎にポンプヘッドのリングを回転させた時のクリック感がたまらなくいいです。
付属ファンのCL Wirelessが良質。見た目上は側面の重厚感が高いですし、回した時のノイズの音質も良質で、1400rpmで実用できてます。
でもポンプは最大の2450rpmで回すと共振っぽい音がしてうるさいので1800rpmに下げて運用してます。
多分定価で買ってたらもっとポンプに文句言ってると思いますが、良いところが多いのでまあいいでしょう。
LIAN LI UNI FAN SL-INFINITY 120 BK 3Pack + SL-INFINITY REVERSE BLADE 120 BK ×3


このスタイルの本家です。
探せば探すほど格安の模擬品が出てきますが、高級感とデザインの洗練度はやっぱり本家が好きです。
ただLIAN LI統一したい方に注意なんですが、
同社のWirelessファンやHydroshift IIとの正確なライティングの同期ができない点に気を付けてください。
単色発光やレインボーなど同期のタイミングがズレても問題ない物は使用できるのですが、
Breathingなどのタイミングの同期、テーマのパターンの一致が重要なライティングはうまく同期せず、実用的とは言い難いです。
これを気にするよって方は後継のUNI FAN SL-INF Wirelessを選んでください。
ファンの静圧が向上してついでにLED数も増えてますし、ネジ穴部分を防振ゴムで隠せるようになっているなど、細かい部分の完成度も高くなっています。L-Connect 3で制御したくない方以外にはWirelessを推したいです。
LIAN LI Vector V100 Black
使用ケースです。
最近増えてる量産型格安ピラーレスって感じがしなくて良いですね。
安価な割に付加価値多いし、電源シュラウドの傾斜がユニークで好きです。
サイズ感もちょうどいい。重量も重すぎない。
SilverStone SST-FF123B

最近のピラーレスってやたらコストカットで側面吸気部のダストフィルターなくしてて困ります。高級なのは重量が重すぎるし。
もちろんVector V100も数週間で埃パーティーが起きたので買いました。後付けダストフィルターです。
目が細かくてちゃんと埃を遮断してくれるのでおすすめです。
まとめ
もし同じように「時間がないからとりあえず即納モデルのBTOで済ませる」選択をするなら、せめてマザーボードだけは最初に確認しておいた方がいいと思います。
LIAN LI統一が完成した時の満足度は高かったです。サイバーな世界観が良い。
見た目のために払う金額としては正直かなり高いですが、デザインが好きな人におすすめはできます。
- 見た目
- 高い統一感
- それなりの静音性
- 見た目のためだけに払う金額としては相当な覚悟が必要
- 安価なLEDパーツを混ぜると浮く
- 性能だけを求めるならコスパは非常に悪い
評価
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