新品レビュー(長期使用)
Surface Pro9 with 5Gを購入して後悔した話

こんにちは。Ningです
今回はどうしてもこの記事を書きたく(供養も兼ねて)執筆しています。
まず結論です。
WindowsPCを買うならx64のラップトップにしろ。
私は2024年の2月に
216,480円
でSurface Pro9 with 5GというマイナーなSurfaceを購入し、今日までメインのノートPCとして使ってきました
(いまPCが高すぎて買えないのでもうしばらく現役の予定です)
なぜ私はこのPCを購入したのか?理由は主に3点あります。
- ARM系CPUを搭載しており、省電力性に期待ができる
- 5G通信とeSIMに対応しているのでpovoを使った格安SIM運用が期待できる
- ファンレスなので場所を選ばない
この3点については、期待通りでした。
特に省電力性能については期待以上で、このPCの前に使っていたThinkpad X1 Carbonより明らかにバッテリーは持つという体感です。Chromeを使う分には本当によくできたPCだと思います。
5G通信については普通に使えました。
私は以前からメインのモバイルノートにはLTE通信を必須としていました。
持ち運んでどこでも開けば即使える。常時接続は私にとっては命綱なのです。
しかしWindows機でeSIMに対応した機種は非常に少ない。

そのなかでこのSurface Pro9 with 5Gです。なんとeSIMに対応しています!

これはSQ3チップ製造元のQualcommのノウハウという感じがしますね。
povoのデータ専用プランはeSIMオンリーなのでこれはありがたいです。

最後にファンレスについて、これは当然動作音はしないですがデメリットのほうが大きいです。
この点についてはこの後詳しく書きます。
Surface Pro9 with5Gの欠点
1.発熱がやばい
ARMだから大して発熱しないだろうと思いきや、意味わからんくらい発熱します。
というのもSQ3もとい、Snapdragon8cx Gen3は
Cortex-X1というスマホ向け超高性能コアを4コア、Cortex-A78というスマホ向けの高性能コアを4コア搭載したオクタコア仕様です。
わがまま仕様です。これが非常にまずい。そもそもこれってSnapdragon888とかいう爆熱SoCと同じ世代のコアです。これがオクタコア。発熱しないわけがないです。
M系Macは基本性能が高いのでデイリーユースでは発熱が抑えられます。しかしこのSoC、見かけ以上に基本性能が低く、常にフルパワーで駆動することになります。その結果常に発熱します。
しかしこいつはファンレス仕様。その熱はすべて筐体へと伝わり、筐体は激熱ホットプレートになります。
これはタブレットとしては致命的です。やけどでもしたら責任を取ってくれるのでしょうか?

一応、x64PCとの性能比較ということでCinebenchR15おじさんを実行してみました。

一応名誉のために言っておくと、これはx64の命令をARM64に変換しているため、ARMネイティブに比べて性能は7割くらいになっています。
しかし、Windows向けソフトではx64オンリーのソフトも多いですし、性能はさほど高くないことはお分かりになるかと思います。
逆に言えばARMネイティブのChromeやOfficeはそこそこ快適に使えます。私の場合はWindowsが必須の場面でだけこのノーパソを使うので、この欠点がより大きくなってしまった感じでしょうか。
2.ARM系Windowsは互換性に若干の難あり
これは使ってみて実感しましたが、互換性には難があります。とはいえかなりのソフトはエミュレーションで快適に動作します。私が困ったのは
- デバイスドライバ
- インストーラーが互換性チェックではじいてくるソフト
この二つですね。まずデバイスドライバはARM専用が必要です。つまりプリンタなどの専用ドライバはインストールができず、基本ドライバでの動作になります。
また、ソフト自体は問題なく互換動作する(と考えられる)ソフトでも、インストーラーのアーキテクチャチェックではじかれて使えないソフトもいくつか見かけました。
こうなるとこのPCの存在意義が危ぶまれます。
Windowsの命は互換性です。
互換性がないWindowsPCならば、ブラウザしか使用用途がない。Chromebookでよくないか?
こうなってしまいます。まぁ昔あった伝説のWindowsRTとは雲泥の差がありますし使えるソフトがほとんどではありますが、
特定のソフトが使えない可能性がある
これは互換性が命のWindowsPCにとって命とりです。
3.メモリが少ない!!!!!!!!!!
このPC、なんとメモリ8GBの構成しか選べません。
正確に言うと業務用モデルには16GBも存在しますが、私が購入可能だった一般向けモデルにはRAM8GB/ROM256GBしか存在しません。もう一度言います。新品価格216,480でした。
意味不明ですね。Windows11でメモリ8GBは修行です。

明らかに足りない!!!
意味不明すぎます。Windows11で8GBメモリは人権がありません。
この超低容量メモリのせいで、このパソコンの売りであるブラウジングか快適に行えません。
つまり、
(Windows11搭載モバイル通信対応ウルトラモバイルPC)-(Windowsの互換性)-(快適なブラウジング)
=虚無
これが私がこのPCを買って後悔した一番の理由です。
Windowsなのに互換性に難があり、ブラウジングも快適にできない。
私は何のために216,480円を支払ったのでしょうか。
4.そもそもタブレットである意味がない
私は当初、ARM搭載かつ5G通信対応、つまりこれはれっきとしたタブレットだと思い、タブレットとして使い倒そうと考えていました。しかしながら現実は甘くなかったです。
では、今手元のSurfaceをお見せします。

つまり、SurfaceProを使う場面の9割5分で私はキーボードを使っています。
ちなみにこのキーボードは普通に使いやすいですが、トラックパッドの押し込みがあまりにも硬くて使いにくいため、マウスが必須となります。だったら最初からSurfaceLaptopを買えばよかった。
タブレットとしても使えるなら良くないか?そう考える方もいらっしゃるかもしれませんが、こいつにはキックスタンドがついています。
つまり、膝の上で使うと非常に不安定になります。要するにこいつはノートパソコンにはなりますが、
ラップトップにはなりません
もう何のためにこのPCを買ったのか本格的に意味が分からなくなってしまいます。
ちなみにSurfaceSlimPen2というものも購入しましたが、
このペンを使った時間はおそらく一時間にも満たないです。

結局ノートパソコンとしてしか使わず、タブレットとしての役目はiPadProにその座を譲りました。
逆に良かったことは?
当然良かった点もあります。
まず画面解像度がめちゃくちゃに高く、その上120Hz対応ですので、視聴体験としては最高のものです。
また画面比率は3:2で縦長なため、縦方向の情報量が狭くなりがちなWindowsの使用体験を一段引き上げてくれます。ちなみにこれがっきっかけでメインデスクのモニターも4Kの3:2のものを使用しています。
(頑張って書いたから読んでね)
また、キックスタンドを搭載しているので単体で立てることができ、アニメやYoutube視聴用としては最強です。キックスタンドは、iPadやその他のAndroidタブレットには搭載されていない機能なので、WindowsタブレットもといSurfaceProの大きなアドバンテージです。
また、デザインはオールアルミ製かつ角が削られた筐体なため、MacbookProに負けず劣らずです。
私は手元のガジェットラインナップの中に一つでもデザイン性が劣った製品が入ることを許せないので、WindowsノートとしてSurfaceは依然優位な立場にあります。
そうじゃなければ業務用IntelのSurfaceLaptopか、信頼のMacbookを買え。



では、ここらへんでこの記事を終わろうと思います。
まとめ
Surface Pro9 with 5Gの仕様は魅力的だったが、実際に使ってみると欠点が目立ってしまった。
- バッテリーは本当に驚くほど持つ
- 5GかつeSIM対応
- 画面は業界最高レベル
- キックスタンドは便利
- 発熱はまったくARMらしくなくホットプレートになってしまう
- Windowsなのに一部のソフトに互換性がない
- メモリ8GBはなめてる
- ラップトップにはならない
評価
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商品情報
- メーカー
- Microsoft
- 製品名
- Surface Pro 9 with 5G
- 購入価格
- ¥216,480




x64 が安定で一番