活用術/使い方/マニュアル

製品を組み立てる時によく使用されるネジ、取り外す際に悲劇が起きます。
- やわいネジをインパクトで緩めようとおもって、ネジ山を潰す
- 普通に外そうと思ったら、なんか滑って(カムアウトして)山が削れた
- ネジ締めた人がネジ山潰してた
そんな経験、あると思います。私も気を抜いているとやりますし、忘れた頃にやってきます。
まずはネジのおさらいをしましょう。
ネジといっても色々種類があるため、ここでは代表的な3種類のネジをご紹介します。

・皿ネジ、サラネジ
ネジの頭部が逆円錐状になっているネジです。ちなみに角度は90度です。
ネジ締め部を「サラ取り、サラもみ加工」することで、ネジ締め後に出っ張らない、フラットになるのが特徴。
ネジ締め後にフラットになるため、見た目がきれいで邪魔にならず、仕上げに使われることが多いです。
サラもみ加工をする必要がある事から、板厚がそれなりに無いと加工はできません。(やれなくはないですが)
加工が必要なため若干単価が高くなります。
最近ではドリル刃にサラもみ加工用の刃がついている物もありますね、
使ったこと無いけどどうなんだろう・・・

・ナベネジ
ナベネジは頭部が少し出っ張っているのが特徴です。
ネジ穴をしっかり確保できる事から、意外と高トルクに対応しているそうです。
昔は結構一般的なネジでしたが、最近は意匠面を気にしているのか使われにくくなりましたね。
ただ、ネジを締めるだけならこれが一番安い!でもカッコ悪いから使いたくない!

・トラスネジ
トラスネジはナベネジと似ていますが、丸みがあるのが特徴+座面が広いです。
私は基本的にワッシャー使うの面倒な時はトラスネジを使用します。
座面が広い事から、締付部にしっかり密着させる、押さえつける事が可能です。
バカ穴を大きくしすぎた、しっかり押さえつけたい、荷重分散させたいといった場合におぬぬめです。
ふえぇ・・・ネジ山壊しちゃったよぅ・・・
ネジを回す際ですが、基本的には回す力より、押さえる力の方が大切です。
外すネジが多いからって電動で適当にやってると、ネジ山壊します(体験談)
低速で非力な電動ドライバーなら大丈夫ですが、36Vのインパクトだと一瞬でイキます。
まず言える事はちょっとでも緩めるのに違和感があったら、ラスペネ吹く、これ大事です。



ネジ山が潰れた場合の各対処方法
・少しだけ山が欠けている
ネジすべり止め液を使用、程度によりネジ再利用可能
ハズセルボールインパクタを使用し、押す8、回す2くらいの力加減で回します。
硬そうなネジの場合は押さえつけながら、10mmのメガネを使用して頑張る。
ビクともしない場合は、ハンマーで思いっきり殴る
・少しでも山が生きている
ネジすべり止め液を使用、今後の事を考えネジ再利用不可
ハズセルボールインパクタを押し当て、ハンマーで思いっきり殴る
殴ってダメならANH-S3を使用
・まったく山が生きていない
最終兵器ANH-S3の出番です。ネジの再利用不可。
まずは電動インパクトドライバーにてビットの「ドリル側」で山部に穴を開ける
その後、ビットの「摘出側」を押し当て、反時計回りに回転させる。
ビットの摘出側は反時計回りに回すことで、ねじ込まれていきます。(ネジだけに)
でもネジ自体は反時計周りに回る事から、ネジが抜けてきます。
※逆ネジの事は一切考えていませんのでお気をつけ下さい。
最近この3点を購入したのですが、たいへん優秀です。
今までの苦労はなんだったのだろうという気持ちです。
手で回せない、インパクトで回せないような固着したものも
ANH-S3で行けました。
専用工具に頼るのが一番良いですね

細くて折れやすい2種は逆回し部の交換可能、ドリル部は全て交換可能
もし万が一折れた場合でも、予備が付属しているので、すぐ交換対応可能なのは嬉しい
職業柄、350度程の液体に長期間浸かっていたネジ、設備の固着したネジ、
サビサビになってしまっているネジを外す作業を良くしますが
バーナーで炙ったり、ラスペネじゃぶじゃぶ吹いたりしても、外れないものは外れません!
一般製品くらいなら、今回紹介した3点で余裕で行けそうな気がします。
ネジザウルスという製品もありますが、ペンチタイプのネジザウルスは、比較的簡単に取れるネジ向けです。
押す力、回す力に加えて、握る力も必要になるため、力分配が苦手な方は難しいと思います。
ネジザウルス系を使うなら、ネジザウルス バイスプライヤーをオススメします。
ロック機構があるため、握力が無い方でも、握る力を気にせずに使えます。
ちなみにネジザウルスバズーカ&モグラセットも保有しています。



3点を買う前はこれでがんばっていましたが、なんか取れない時もあったんですよね
六角穴付きボルトはいい感じにいけましたが、+ネジは結構きついイメージです。
・余談

歯ぁ食いしばれ! 狭所のネジ、修正してやる!
ネジザウルスのこのキャッチコピーは大好きです。
もう無理ってなったら最終手段はネジにドリルで穴あけて、残ったのを頑張って摘出
タップを立ててネジ穴を再生するという地道な作業をしていますが
基本的にはラスペネ吹いて、なめたネジはずしビット使えば取れますね、
体感です
工具が好きで色々な工具を所有しています。
電動工具から手回し工具、専用工具、自作した工具・・・
結局のところ、人の上手い下手より、使用する工具が大事なんです!
まとめ
超サビサビってなったら慎重に作業をする必要がありますが
自分のミスとかでネジ山を潰したとかそういうのでしたら、今回の3点で行けるはずです。
ちょっと課金すれば、良い工具が手に入ります。工具が良くなれば、失敗も減ります。
良い工具を買いましょう!
- ネジ山やったった時にリカバリー可能
- 溶接したりしなくても摘出可能
- 費用対効果が高すぎるけど大丈夫かな?
評価
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