修理/改造/DIY/トラブル

はじめに
みなさんは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの保険に加入していますか? 私はMacBook Proを使っていますが、AppleCare+は高額なので、代わりに月額400円の「スマホケ」に加入しています。
そんなある日、MacBook ProのEnterキーが突然故障しました。Apple Storeで修理費用を確認したところ、提示された金額はなんと95,128円。キーが1個壊れただけなのに、約10万円です。
今回は、このMacBook ProをAppleで修理し、スマホケに保険金を請求したところ、修理費用の全額が補償されたので、その経緯を紹介します。
※当記事はステマではありません。筆者の実体験をもとに執筆しています。
MacBook Proのキーボードが突然故障
Enterキーが故障
今回故障したのは、2025年2月に購入した14インチMacBook Pro(M4 Pro)です。
同日の午前中までは正常に動作していましたが、深夜にEnterキーの調子がおかしくなっていたことに気づきました。
・キーがグラグラするようになった
・普通に押しても反応せず、強く押し込むとようやく反応する
明らかに正常ではありません。おそらくキーの内部が壊れてしまったのだと思われます。
落下や水濡れなど、明確な原因に心当たりはありません。ただ、普段からタイピングが強い自覚はあるため、それも原因の一つだったのかもしれません。
かつてのIntel MacBookに搭載されていたバタフライキーボードはリコールがかかるレベルで故障しやすかったのですが、現在のシザー構造では大幅に改善されているため、油断していました。
とはいえ、最初はキーキャップ周辺の部品交換だけで修理できるのではないかと考えていました...

Apple Storeにて、衝撃の見積もり
後日、Apple StoreのGenius Barを訪問しました。
店頭で症状を確認してもらい、キーキャップを付け直してもらいましたが、症状は改善しませんでした。
そして、Appleから提案された修理方法は、なんと「トップケース交換」。
つまり、キー単体では修理できず、キーボードが組み込まれている本体下部を丸ごと交換する必要があるとのことです。
提示された見積金額は、なんと95,128円(税込)。
……いや、高すぎるだろ!!!

購入から1年以上経過しているため、Appleの通常保証は終了しています。AppleCare+にも加入していないので、当然ながら保証対象外修理です。
しかし、幸いにも私は月額400円のスマホケに加入していました。故障による修理は最大10万円まで補償されるため、今回の修理費用も補償される可能性があります。
しかし、もし保険金請求が通らなかった場合は、約9.5万円が自己負担になります。リスクが高すぎたので修理するか非常に迷ったのですが、Enterキーの故障は致命的だったため、修理をすることに決めました。
Apple Storeでの修理
修理完了
修理が完了したとの通知が来たため、修理が完了したMacBook Proを受け取りました。
修理費用は見積もりどおりの95,128円。本体下部のトップケースが丸ごと交換されており、Enterキーの不具合は完全に解消されました。
ちなみに、修理後は以前よりキーストロークが少し浅く、キータッチが柔らかくなったような気がします。ただし、あくまで体感なので、単なる気のせいかもしれません。
これでMacBook Proは無事に復活しました。あとは保険金請求です。
Apple Gift Cardでの支払いで思わぬトラブル
修理代金の支払いでは、もう一つ面倒な問題がありました。
私はiPadを購入した際、Appleの初売りキャンペーンでApple Gift Cardを受け取っていました。その残高を今回の修理費用に充てようと考えていたのですが、ここで問題が発生。
実は、私はiPhoneを持っていません。
Apple Gift Cardは、未使用のギフトコードの状態であればiPhoneがなくても修理費用の支払いに利用できます。しかし、一度Apple Accountの残高にチャージすると、Apple Store店頭で残高を使用するにはiPhoneのウォレットが必要になります。MacやiPadでは代用できません。
そして私は、以前iPadのAppleCare+に加入しようとした際、ギフトカードをApple Accountの残高にチャージしてしまっていたのです。
ところが、結局その加入手続きでは残高を利用できず、他にAppleで買い物をする予定も無かったため、ギフトカードだけが使い勝手の悪い状態になってしまいました。
そして今回、修理費用に充てたいところですが、iPhoneがありません。
保険金が後から支払われるとはいえ、約9.5万円を一時的に立て替えるのは非常に厳しい状況でした。こんなところまでiPhoneを要求してくるとは……。さすがApple。
結局、友人から以前使用していたiPhoneを借りることで、無事にApple Accountの残高を使い切ることができました。本当に感謝です。
残りの修理代金はクレジットカードで支払いました。
Apple Gift Cardは、むやみにApple Accountにチャージしない方が良いかもしれません。

スマホケで保険金を請求
保険金請求に必要な書類
私が加入しているスマホケは、株式会社スマホケが提供する端末保険です。
スマートフォンだけでなくパソコンなども補償対象で、パソコンの場合、月額400円で年間最大10万円までの修理費用などが補償されます。
スマホケでは、修理後にマイページから保険金請求を行います。
今回、実際に提出した書類と写真は以下のとおりです。
・Appleの修理見積書
・Appleの修理報告書
・修理代金の領収書
・修理前のEnterキーの接写写真
・修理前のMacBook Pro全体の写真
書類3点はスクリーンショットで提出しました。
なお、修理前の写真は、外見上の損傷が見られない場合でも撮影するよう保険会社から案内されていました。
今回のように内部構造が故障している場合は写真だけでは異常が分かりませんが、それでも修理前の状態を記録しておく必要があります。
また保険会社より、正式な保険金請求は修理後に行い、提出書類などを審査してから支払い可否を判断するとの案内を受けていました。
そのため、修理に出す前の段階では、実際に保険金が支払われるかどうかは確定していませんでした。
10月8日、翌日に満額支払い決定!
10月7日、必要書類をそろえてスマホケのマイページから保険金を請求しました。
そして翌10月8日、スマホケからメールが届きました。

「保険金支払い審査を完了し、お支払いが決定いたしましたので、お知らせいたします。」
……え、もう審査終わったの!?
なんと申請の翌日に審査が完了し、95,128円の全額支払いが決定しました。
今回は「故障」として認定されたため、免責金額も0円。修理費用の全額が補償されることになりました。
約9.5万円という高額な請求にもかかわらず、追加書類の提出を求められることもなく、非常にスムーズに審査が完了しました。
無事、保険金95,128円が着金
そしてメールより翌日、登録していた銀行口座に95,128円が振り込まれました。
つまり、保険金請求よりわずか2日後には、修理費用の全額が戻ってきたことになります。
今回の結果をまとめると、以下のとおりです。
修理費用:95,128円
保険金:95,128円
免責金額:0円
最終的な修理費自己負担:0円
これまで月額400円の保険料を支払ってきましたが、今回だけで約9.5万円の補償を受けられたことになります。
もちろん、保険は必ず得をするものではありません。しかし、こうして実際に高額な故障が発生した際には、加入していて本当によかったと感じました。
今回の修理で分かったこと
今回の経験から、特に大事だと感じたのは次の4点です。
① MacBookは一部の故障でも修理費が高額になる
今回の不具合はEnterキー1個だけでしたが、トップケース全体の交換が必要になりました。結果として修理費用は約9.5万円。部品の一体化が進んだ製品では、このような高額修理が発生する可能性があります。
② 保険金請求では故障の状態を正確に記録する
今回は最初にAppleの診断書に記載された症状が曖昧すぎると感じたため、実際に発生していた入力不良について具体的に記載してもらうようにお願いしました。また、修理前の写真も忘れずに撮影しておく必要があります。
③ スマホケは実際の高額修理でも機能した
今回、約9.5万円の修理費用に対して、申請翌日に満額支払いが決定し、翌々日には着金しました。私のケースでは、保険金請求の手続きも非常にスムーズでした。
ただし、すべての故障が補償されるわけではありません。経年劣化など、保険金が支払われないケースもあるため、加入前には補償条件を確認することが重要です。
④ 高額端末では保険の補償上限に注意
今回は95,128円でギリギリ補償上限の10万円以内に収まりましたが、ディスプレイやマザーボードなどの故障では、修理費用が10万円を超えることも十分考えられます。
さらに、近年の円安に加え、AI需要によってDRAMやNANDフラッシュの価格も高騰しています。これらが修理料金に影響し、修理費用がさらに高額になる可能性も考慮した方がよさそうです。
個人的には、比較的安価なスマートフォンやタブレット、MacBook Neo、Windowsノートなどであれば、スマホケはかなりおすすめできます。一方、MacBook Air・ProやiPhone Duoなどの高額端末では、1回の修理で補償上限を超えてしまう可能性があるため、よく考えて加入した方がよいでしょう。
ちなみに、年間最大30万円まで補償される「ヤマダのくらしまるごと保険」というサービスもあるみたいです。月額890円で最大5台まで補償されるため、高額端末ならこちらの方が適しているかもしれません。
保険料の安さだけでなく、修理費用と補償上限のバランスも考えて選びたいところです。
最後に
今回は、MacBook ProのEnterキーが突然故障し、Apple Storeで95,128円の修理を受け、スマホケで全額補償してもらうまでの経緯を紹介しました。
AppleCare+とスマホケでは補償内容やサービスが異なるため、単純にどちらが優れているとは言えません。しかし、AppleCare+ほどの費用はかけたくないものの、高額な修理費用には備えておきたいという方にとって、スマホケは検討する価値のある選択肢だと思います。
何より、月額400円の保険で約9.5万円の修理費用を全額補償してもらえたのは、本当に助かりました。ありがとうございました!
まとめ
自分に合った保険サービスを選びましょう
- 最大でも月額400円と安価
- 修理費を全額保証してもらえた(故障の場合)
- 申請から入金まで2日と早かった
- 手続きが面倒
- 必ずしも保険が降りるとは限らない
- 補償上限が10万円
評価
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商品情報
- メーカー
- Apple
- 製品名
- MacBook Pro 14インチ(M4 Pro)


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