学習用タブレットをAndroidタブレットとして使ってみた。SZJ-JS203(KC-T303DT)

2026年6月6日 (更新: 2026年6月6日) ジャストシステム・京セラ / SZJ-JS203(KC-T303DT) 日本有名メーカー製 5,500円
ぺーやま
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レビュー

みなさんは、スマイルゼミをご存知ですか?
スマイルゼミは、ジャストシステムが運営しているタブレット学習教材です。テレビCMやWeb広告などで聞いたことのある人も多いのではないでしょうか?

スマイルゼミの強みは専用タブレットの書き心地。デジタイザーペンによる筆圧検知パームリジェクション(画面に手を置いてもペンのみが反応する機能)への対応は、競合他社に対する大きなアドバンテージでした(現在はライバルのベネッセのタブレット教材もデジタイザーペンを採用)。

https://www.youtube.com/watch?v=nazvbB-6q4Uよりスクリーンショット
https://www.youtube.com/watch?v=nazvbB-6q4Uよりスクリーンショット

そんなスマイルゼミなのですが、どうやら専用タブレットを公式でAndroidタブレットとして使用できるようなのです。

https://smile-zemi.jp/chugaku/merit/tsuduku-shikumi.htmlよりスクリーンショット
https://smile-zemi.jp/chugaku/merit/tsuduku-shikumi.htmlよりスクリーンショット

しかも、退会後は完全にAndroidタブレットへすることが可能で、さらに、個人間取引の場ではAndroid化されたモノが出回っています。これは面白いことが出来そうですね。
この記事では、1年間スマイルゼミのタブレットをAndroidダブレットとして使用したレビューを書いていきます。

スマイルゼミの専用タブレットの種類

スマイルゼミの専用タブレットには以下の7機種が存在します。

  • スマイルゼミ専用タブレット(初代):Android4.0.4
  • スマイルタブレット2:Android4.0,4
  • スマイルタブレット2R:詳細不明
  • スマイルタブレットJH SZJ-JS101:Android4.2.2
  • スマイルタブレット3 SZJ-JS201:Android5.1
  • スマイルタブレット3R SZJ-JS202:Android9
  • スマイルタブレット4 SZJ-JS203:Android11モデルとAndroid13モデルが混在

このうち、公式にAndroidタブレットとして使用できるのはスマイルタブレットJH以降。そして、今から使うとなるとAndroid10以前は厳しいので、スマイルタブレット4を狙うのが良いでしょう。

スマイルタブレット4の落札相場

それでは、スマイルタブレット4の価格をヤフオクで調べて見ましょう。スマイルタブレット4のモデル番号である「SZJ-JS203」で落札相場を調べると、平均4,333円と、手頃な価格です。

SZJ-JS203の落札相場
SZJ-JS203の落札相場

このとき注意が必要なのはAndroidバージョン。先程も述べた通り、スマイルタブレット4にはAndroid11モデルAndroid13モデルが混在します。OSアップデートはおそらく不可能なので、購入の際は気をつけてください。

スマイルゼミ専用ペンの購入先と互換性

中古の場合、タブレットのみの販売で専用ペンがついて来ないことが多いです。ですが安心してください。専用ペンはジャストシステムのECサイトから購入することが出来ます。価格は送料込みで3,080円と、デジタイザーペンとしては安いです。また、替え芯も購入できるので、ペンが折れても安心です。

https://www.justmyshop.com/detailitem/?itemcode=9990128よりスクリーンショット
https://www.justmyshop.com/detailitem/?itemcode=9990128よりスクリーンショット

なお、スマイルタブレットのペンはワコムEMR方式らしく、同じ方式のペンであれば専用のもので無くても反応するそうです(下記のWebサイトに詳しく書かれてます)。

t.dreameater.org
リンクカード
t.dreameater.org

外観は無骨な仕上がり

ここからは、私の使っているスマイルタブレット4を紹介していきます。こちらは1年前にヤフーフリマで5,500円で購入したものになります。
まずは外観。全体的に無骨な仕上がりで、は今どきのタブレットにしては分厚いです。インカメラが中央に付いていますが、画素数は500万画素なので、おまけ程度ですね。

画面の反射は激しいです。
画面の反射は激しいです。

また、通知ランプがついており、通知があるときや充電中は光ります。

昔は良く見かけましたが、最近は絶滅気味ですよね。
昔は良く見かけましたが、最近は絶滅気味ですよね。

端子類は、左側面にUSB-C端子、ステレオミニ端子、そしてDCジャックがあります。DCジャックが付いているのはいかにも教育用タブレットって感じがしますね。ただ、USB-C充電に対応しているので、わざわざDCジャックを使って充電することはないでしょう(PD等による急速充電には非対応)。

左からUSB-C端子、ステレオミニ端子、DCジャック
左からUSB-C端子、ステレオミニ端子、DCジャック

ボタン類は上面に電源ボタン音量ボタンがあります。その間にはマイクが付いています。また、中央部にはmicroSDカードスロットがむき出しであります。

左から電源ボタン、マイク、音量ボタン、そしてmicroSDカードスロット
左から電源ボタン、マイク、音量ボタン、そしてmicroSDカードスロット

背面はカメラとジャストシステムのロゴ、あとは型番等のシールが貼ってあるぐらい。背面のカメラも500万画素なので、こちらもおまけ程度ですね。質感はマット仕上げ。キズや汚れを気にせずに使えると考えれば悪くはないかもしれません。

軽自動車のダッシュボードみたいな質感です。
軽自動車のダッシュボードみたいな質感です。

ところで、シール部分にはモデル番号のSZJ-JS203の他に、型名としてKC-T303DTという記載もあります。このKCという部分を見て「もしかして」と思った人もいるかも知れません。そう、このタブレットは京セラ製です。どおりで軽自動車のダッシュボードのような質感なわけだ。

メイドインジャパン、技適もあります。
メイドインジャパン、技適もあります。

ちなみにジャストシステムのECサイトでは、このタブレット用のカバーも販売されています。

Just MyShopの検索結果。このほかにもいくつかカラーが存在する。
Just MyShopの検索結果。このほかにもいくつかカラーが存在する。

私は紺タイプのカバーを付けています。

現場猫のステッカーは私の趣味です。
現場猫のステッカーは私の趣味です。

開けてみるとこんな感じ。専用ペンを格納する場所があるのは良いですね。

なかなかに使い勝手の良いケースです。
なかなかに使い勝手の良いケースです。

ケースを付けると、むき出しだったmicroSDカードスロットが隠れる仕組みになっています。

銀色の「SMILE ZEMI」と書かれたマグネットの部分にmicroSDカードスロットが隠れます。
銀色の「SMILE ZEMI」と書かれたマグネットの部分にmicroSDカードスロットが隠れます。

ただ、ゴツく重たくなってしまうのはこのケースの難点ですね。販売ページの詳細仕様によると、ケースの重量は約280gです。

そして本体の重量も重く、スペック表によると約506g。先ほどのケースと合わせると約786gになります。もはや使うだけで軽い筋トレです。

なお、液晶保護フィルムはジャストシステムのECサイトでも販売されていますが、Amazon等からも購入することができます。

Amazon.co,jpよりスクリーンショット
Amazon.co,jpよりスクリーンショット

専用ペンは持ちやすくて使いやすい

専用ペンは11gと軽く、長時間使っても疲れにくいです。後ろの部分は消しゴムになっており、対応したアプリでは線を消したりできます。

また、形が三角形のようになっており、とても持ちやすいです。

スマイリーのシールも私の趣味です。
スマイリーのシールも私の趣味です。

なお、このタブレットのパームリジェクションは、ペンが反応している間は他の部分が反応しなくなるという仕組みになっています。そのため、アプリの対応状況に左右されないのはいいところかもしれません。

あと、電池・充電が不要というのも大きな魅力。使いたい時に電池切れということがないのは非常に良いです。

ソフトウェアはほぼ素のAndroid

ソフトウェアについて見ていきましょう。OSはあまりカスタムされておらず、ほとんど素のAndroidといった感じです。

一つ違うのはキーボード。昨今のAndroid端末の多くはGbordが標準だと思うのですが、こちらはジャストシステムのATOKが標準のキーボードとなっています。

ATOKのキーボード
ATOKのキーボード

ATOKを使ってみた感想ですが、特に使いやすいとも使いにくいとも思いません。そのため、慣れているGbordを使っています。ただ、GbordよりもATOKの方が軽いかなとは感じます。

高精細なディスプレイと、あまり良くないスピーカー

ディスプレイは10.1インチの液晶で、解像度は1920×1200。写りは色がくっきりとしており非常に良いです。また、明るさも十分あります。

スピーカーは左右についていますが、モノラル仕様なので両側とも同じ音がでます。音質はあまり良くなく、適当にネット動画を楽しむ分にはいいですが、ガッツリとアニメやドラマ、映画などのコンテンツを見るのには不向きです。

スペックは控えめ

スペックについて見ていきましょう。公式サイトにはSoCなどの情報は書かれていないのですが、「Droid Info」というアプリを使ったらSocが判明しました。MT6765というチップセットが搭載されており、Googleで調べてみると、これはHelio P35とのことです。

少し見えづらいですが、MT6765との記載があります。
少し見えづらいですが、MT6765との記載があります。

RAM容量は3GB、ストレージ容量は32GBです。どちらもAndroid13のタブレットとしては少なめですね。

このようにスペックは控えめですが、実際の動作はどうなのでしょうか?
まずはGoogle Chrome。ニュースサイトやApple公式サイトを見てみました。動きはモッサリとしているものの、特に問題なく見られました。

ヤフーニュースのトップページを表示している様子。
ヤフーニュースのトップページを表示している様子。

続いてYoutube720Pまでなら普通に視聴が可能です。1080P以上だと定期的に動画が止まってしまいます。

無論、4Kや8Kなんて無謀です(そもそもFHD+液晶なので意味がない)。
無論、4Kや8Kなんて無謀です(そもそもFHD+液晶なので意味がない)。

動画視聴用としては微妙

動画配信サービスとの相性はどうでしょうか。
ABEMATVerは高画質にしても問題なく視聴が出来ました。

現在Tverで配信中の『昭和元禄落語心中』。面白いのでぜひ見ましょう。
現在Tverで配信中の『昭和元禄落語心中』。面白いのでぜひ見ましょう。

一方で、Amazon Prime Videoは、動作自体は問題ないのですが、最高画質に設定しているにも関わらず画質が悪いです。体感的にSD画質な気がします。

テキストを見るとわかりやすい。全体的にぼやけています。
テキストを見るとわかりやすい。全体的にぼやけています。

同じコンテンツをPCで見てみましたが、くっきりと表示されたので、タブレット側の問題のようです。

PCではテキストがクリアに表示されています。
PCではテキストがクリアに表示されています。

あと、テレビを持っていると強制加入させられるサブスクNHKプラスも見てみましたが、こちらは画質を360Pまで落としても動画がカクつきます。

このように、動画視聴用としては微妙ですね。

電子書籍リーダーとしては問題なし。重量以外は...

電子書籍リーダーとしてはどうでしょうか。
私が使っている電子書籍のサービスは、Kindleebookjapanなのですが、どちらも動作には問題ありません

Kindleで『河童』(芥川龍之介・青空文庫)を閲覧中。文字の大きさも情報量もちょうどいい。
Kindleで『河童』(芥川龍之介・青空文庫)を閲覧中。文字の大きさも情報量もちょうどいい。

ただ、外観でも述べたように本体の重量は約506g。長時間使っていると重さで手が疲れてきます。机の上に置いて使うか、スタンドを使った方が良いでしょう。

液タブとしての使い勝手

せっかくのデジタイザーペンが使えるタブレット。液タブとして使いたい人も多いと思うのですが、使い勝手はどうなのでしょうか?

まずは電子ノート。私が使っているのはNoteShelfというアプリなのですが、快適に使用できます。ペンの追従性が良く、筆圧検知にも対応しているので、書き心地は良いです。

Droid Infoの内容をPDFに書き出し、そこにいろいろと書いてみました。
Droid Infoの内容をPDFに書き出し、そこにいろいろと書いてみました。

続いて電子ホワイトボード。私はマイクロソフトのWhiteboardというアプリを使っています。こちらも筆圧検知にも対応しており、ツールも一通り揃っていて、アプリ自体の使い勝手は良いのですが、タブレットの性能が足りていないからか、しばらく使っていると重くなってきます。あと、ペンの追従性も微妙で、早く動かすと入力を拾ってくれないことがあります。

少し書き込んでみましたが、この程度ならまだ大丈夫。
少し書き込んでみましたが、この程度ならまだ大丈夫。

液タブといえばイラスト制作。これでイラストを書きたいという人もいるのではないでしょうか?
というわけでイラスト制作アプリ「アイビスペイントX」を入れてみました。

軽く使ってみた感じ、特に問題なさそうです。動作もサクサクしています。ただ、私は絵師ではないので、実際にイラストを制作したらどうなるのかはわかりません。だれかスマイルタブレットでイラスト制作をしている人がいたら、コメントで教えてください。

軽く使ったかぎりでは非常に快適でした。
軽く使ったかぎりでは非常に快適でした。

このように、液タブとしての使い勝手はまあまあですね。簡易的な液タブとしては使える、そんな感じです。

1年間使った感想

私はこのタブレットをNoteShelfを用いたPDFへの書き込みや、電子書籍リーダーとして1年間使用してきました。感想は、やっぱり全体的に性能が不足気味で動作がモッサリしていますね。しばらく放置した後に使おうとすると、アプリが固まったり、時々システムUIが固まることもあります。「〇〇は応答していません」という表示を何度みたことか...

しばらく放置した結果がこれだよ...
しばらく放置した結果がこれだよ...

ただ、そうなった場合でもアプリを閉じて再度開くと、快適に使えることが多いです。そのため、寛容な心をもって使えばなんとかなるかな。

SUMMARY

まとめ

総じて言うならば値段相応です。ガッツリとは使わないけど液タブとして使えたら良いな、そういう人には良い選択肢だと思います。一方で、動画視聴がメインだったり、液タブとして使うことのない場合は、他の端末を検討した方が良いです。あと、仕事等でガッツリと液タブとして使いたい場合は、iPadなど、ちゃんとした物を買った方が良いでしょう。
✅ 良かった点
  • 価格が安い
  • 簡易的な液タブとして使える
⚠️ 気になった点
  • 動作は全体的にモッサリ
  • 物理的にも重い(506g)
SCORE

評価

3
総合評価
性能
2 / 5
デザイン
2 / 5
使いやすさ
4 / 5
サイズ・重量
2 / 5
コスパ
5 / 5
INFO

商品情報

メーカー
ジャストシステム・京セラ
製品名
SZJ-JS203(KC-T303DT)
購入価格
¥5,500
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