中古・ジャンク品レビュー

先日、Audeze LCDi4を聴く機会がありレビューしましたが、その時にMoondrop Variationsも聴いたのでレビューしようと思います。
Moondrop Variationsとは
スペックをざっとまとめます。
| ブランド | Moondrop |
|---|---|
| 製品名 | Variations |
| 発売日 | 2021/8/6 |
| 定価 | 84,600円 |
| ドライバー | 低:ダイナミック × 1 中:BA × 2 高:EST × 2 |
| インピーダンス | 15.2Ω @1kHz ±15% |
| 音圧感度 | 118dB/Vrms @1kHz |
という感じで、そこそこ前に発売された高級イヤホンです。もう終売されていて、現在は中古市場で4万円第後半で売られています。非常に鳴らしやすいのが特徴。手頃なドングルでもしっかり鳴らせます。

周波数特性

まずは純正イヤーチップをつけて測定。ドンシャリという感じです。代表的なターゲットカーブであるHarman IE 2019と比較してみます。

低域がHarman IE 2019よりもかなりブーストされています。中~高域はHarman IE 2019に沿っていて、超高音域にピークがあり、拡張されています。
次は、イヤーチップをSpinfit W1に付け替えて測ってみました。

超高音域のピークがなくなり、自然に拡張されるようになりました。これは明らかなアップグレードですね。Variationsを使うときはSpinfit W1イヤーチップをつけることを推奨します。
歪み

測定環境があまり良くなく、ノイズフロアが大きいので参考程度に見てほしいのですが、歪みは結構大きいですね。特にわかりやすいと言われている3次高調波歪みが大きいのは見過ごせないですね。おそらくバランスド・アーマチュアドライバーの影響かと思われます。
感想

まずはEQなし、Spinfit W1装着時から。
結構良い
サブベースが多いですが、ブースト開始周波数が低いため他の周波数をマスキングせずサブベースだけブーストされた音として聴こえますね。また、高域も拡張されているので釣り合いがとれていますね。非常に聴いていて楽しい音だと思います。

次にPEQdB Diamond βターゲットにEQ、Spinfit W1装着時。
これはめちゃくちゃいい
すこし多すぎかな?と思っていたサブベースと引っ込みすぎていた中域がコントロールされ、かつピークディップのない滑らかな高域は無理せずPEQdB Diamond βへ追従します。歪みもまあ思ったより気にならないですね。しっかりとPEQdB Diamond βの音になります。素晴らしい。私が聴いたイヤホンの中でもかなり上位の音です。
AKG EO-IG955との比較
私のメインの3000円イヤホンと比べてみました。

低域~中域のバランスはEQで変えられるので見なくていいです。こう見ると、10kHz以上の領域についてどちらもかなりハイレベルでピークディップがなく滑らかですね。Variationsの方が若干グラフ上よく見えるかもしれませんが、トーンジェネレーターでサイン波を流してみた感じはどちらも同じくらい滑らかでした。
少し違うかも、と思ったのはグラフ上の8kHzのピークで、これは私の耳では7kHzくらいに現れます。これがIG955はVariationsよりも鋭いピークのように感じました。なので、もしかしたらVariationsの高域の方が私の耳には滑らかに聴こえているかもしれません。
ただし、IG955のほうが遮音性が低いため、開放感はありますね。
まとめ
Moondrop Variationsをレビューしました。
かなり完成度の高いイヤホンで、EQなしでも楽しめると思います。
Spinfit W1イヤーチップ推奨。
Moondropの最高傑作だと思います。
- 高域
- 中域
- 低域
- 歪み
評価
商品情報
- メーカー
- Moondrop
- 製品名
- Variations
コメント (2件)