長期使用レビュー(現行機種・購入1年以上)
以前から3Dプリンターには興味があり、「趣味だけでなく、副業にも使えたら面白そう」と考えていました。






当時はBambu LabのP1Sが欲しかったのですが、初めての1台としては価格が少し高く感じていました。
そんなときにBambu Labの3周年タイムセールで、A1 mini Comboが45,000円に。
価格と設置スペースの両方で手を出しやすかったため、初めての3Dプリンターとして購入しました。
今回は実際に使って感じた良いところ、不満点、その後A1まで追加購入した理由を書いてみます。
■ 初心者でもセットアップは簡単
購入前は「3Dプリンターは組み立てや調整が大変そう」というイメージがありましたが、A1 miniはかなり簡単でした。
YouTubeにもセットアップや使い方の情報が多く、分からないことを調べやすいのも助かります。
AMS Liteを除けば、開封から30分程度で初回キャリブレーションを開始できる状態まで進められました。
キャリブレーション自体にはさらに30分ほどかかります。
最初に印刷したのは定番のBenchy。
20分もかからず、それなりに綺麗な造形物が完成したときは普通に「おおっ!」となりました。
初回から細かい調整をほとんどせず印刷できたので、最近の3Dプリンターの手軽さには驚きました。
一つ注意したいのが電源プラグです。
A1 miniはアース付きの3ピンプラグなので、設置予定のコンセントは購入前に確認しておいた方がいいと思います。
■ 本体は小さいがAMS Liteは場所を取る
A1 mini本体はかなりコンパクトです。
設置場所を取りにくいことも、最初の1台として選んだ理由でした。
ただしComboに付属するAMS Liteへフィラメントを4本取り付けると、意外と存在感があります。
本体よりAMS Liteの方が場所を取っているように感じるほどです。
「miniだから省スペース」と考えている人は、本体だけでなくAMS Liteまで含めた設置スペースを考えておいた方がいいです。
■ iPhoneからすぐ印刷できるのが便利
使っていて特に気に入っているのがBambu Handyです。
MakerWorldに登録されているモデルなら、iPhoneから欲しいモデルを探して、そのままプリンターへ送って印刷できます。
PCを起動して、データをダウンロードして、スライサーを開く必要がありません。
子どもが欲しがったおもちゃを見つけて、そのままiPhoneから印刷することもあります。
もちろんA1 mini本体がWi-Fiに接続されている必要はありますが、この手軽さはかなり魅力です。
実際、自分が一番よく作っているのも子ども用のおもちゃです。
■ 大きなトラブルはほとんどない
これまで使っていて、A1 mini本体の大きな故障や致命的な印刷失敗はほとんどありません。
以前SoftBank Airを使っていたときは通信が少し不安定でしたが、A1 miniというよりAirターミナル5側の通信環境の影響が大きかったと思っています。
印刷面で気を付けたいのはビルドプレートの清掃です。
清掃をサボると1層目が剥がれやすくなります。
「最近定着が悪いな」と感じたときは、まずプレートを清掃すると改善することがあります。
■ 高さのある造形ではベッドスリンガーの弱点も
A1 miniはビルドプレート自体が前後に動く、いわゆるベッドスリンガー方式です。
小物を作る分には特に問題ありません。
ただし、高さのある造形物では印刷の終盤に筋が目立つことがありました。
モデルが高くなるほど、前後に動くベッド上で造形物も揺れやすくなるため、このあたりは構造上の弱点を感じます。
■ AMS Liteは便利だが「時間」と「うんち」が増える
Comboを買った大きな理由がAMS Liteでした。
4色のフィラメントをセットして多色印刷できるのは非常に面白いです。
一方、使って分かった一番の弱点は印刷時間。
色を変更するたびにフィラメントを入れ替えるため、単色に比べてかなり時間が伸びます。
さらに色替えの際にノズル内のフィラメントを排出する、いわゆる「フィラメントのうんち」も大量に出ます。
多色印刷は完成品の見栄えが良い反面、時間と材料効率については覚悟が必要です。
■ 180mm角は小物には十分。でもアート作品では小さかった
A1 miniの最大造形サイズは180×180×180mmです。
一方、A1やP1S、P2Sは256×256×256mmクラス。
横幅と奥行きだけでも76mm違います。
子どものおもちゃや小物では180mmでもそれほど困りませんでしたが、プレート状のアート作品を作ろうとすると一気に小さく感じました。
特に写真を使ったアートでは、作品を大きくした方が毛並みなどの細かい部分を表現しやすくなります。
A1 miniでも0.2mmノズルを使えば細かくできますが、自分が使いたい木質フィラメントなどは0.2mmノズルでは使えません。
そのため「ノズルを細くする」より「造形サイズそのものを大きくする」ためにA1を追加購入しました。
■ 多色アートではプレート全面を使えるとは限らない
多色のアートパネルを作る場合、もう一つ注意したいのがプライムタワーです。
AMS Liteを使った多色印刷では、色替えを安定させるためのタワーを一緒に印刷することがあります。
当然、このタワーにもビルドプレート上のスペースが必要です。
そのためA1 miniが180mm角だからといって、180mm角いっぱいの多色アートを作れるとは限りません。
A1やP1S、P2Sの256mm角でも同じです。
大きな多色パネルを作りたい場合は、カタログ上の最大造形サイズより実際に使える面積が小さくなることを考えておく必要があります。
■ A1へ入れ替える予定が、結局2台運用に
A1を購入したときは、A1 miniと入れ替える予定でした。
ところが現在もA1 miniを残して、2台を使い分けています。
基本的には、
小さい物はA1 mini
大きい物はA1
という使い方です。
さらに2台あると、A1 miniで赤いパーツ、A1で黒いパーツといった形で同時印刷できます。
両方にAMS Liteを付けているため、複数パーツを並行して作るときはかなり便利です。
■ 副業目的だったが、買っただけでは副業にならなかった
購入時は3Dプリンターで副業も始めたいと思っていました。
しかし、実際に始めるとモデリングが思った以上に難しく、すぐに商品を作れるわけではありませんでした。
現在Creemaで試しているペット写真を使ったアート作品も、A1 miniを購入した時点では考えていませんでした。
A1を追加購入した後に思いつき、試作を始めたものです。
結果としてA1 miniは「副業用プリンター」というより、自分が3Dプリンターを始めるきっかけになった1台です。
■ 今から買うなら?
A1 mini自体は今でもおすすめできます。
小物中心、設置スペースを抑えたい、なるべく安く3Dプリンターを始めたいという人には非常に使いやすいと思います。
A1 mini Comboを45,000円で買えたことにも満足しています。
ただ、もう一度最初から買うなら、自分はA1 Comboを選びます。
理由は、結局180mmでは物足りなくなったからです。
さらに最初から大きい物を作りたい、今後の機種追加まで考えるのであれば、現在ならP2S Comboも魅力的です。
AMS Liteは便利ですが、Pシリーズへそのまま使い回せないため、将来性まで考えるならAMS 2 Pro付きの構成も検討したいところです。
AMS 2 Proならヒーターによる乾燥機能もあるため、湿気対策というメリットもあります。
■ まとめ
Bambu Lab A1 miniは、自分にとって初めての3Dプリンターでした。
組み立てや初期設定が簡単で、iPhoneから手軽に印刷でき、大きなトラブルもほとんどありません。
一方、使い続けると、
・多色印刷は時間がかかる
・フィラメントの廃材が多い
・高さのある造形ではベッドスリンガーの弱点を感じる
・180mm角では大きな作品に物足りない
・多色印刷ではプライムタワー用のスペースも必要
といった部分も見えてきました。
最終的にはA1も追加購入しましたが、A1 miniは手放さず、現在もサブ機として活躍しています。
小物中心ならA1 mini。
造形サイズに余裕が欲しいならA1。
最初から大物や今後の拡張まで考えるならP2S Combo。
A1 miniから3Dプリンターを始めた今なら、そんな選び方をおすすめします。
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商品情報
- メーカー
- Bambu Lab
- 製品名
- A1 mini Combo

私も3Dプリンター欲しい...