活用術/使い方/マニュアル
私のPC環境はノートPCが中心。昔はデスクトップPCを使っていたのですが、私の使用用途が軽作業中心なのと、環境を持ち運べる利便性から、ノートPCがメインになっていました。
しかし、どんなにノートPCの性能が向上しても、デスクトップPCに敵わない点があります。それはメインディスプレイの大きさ。デスクトップPCと比べると利用できる作業領域が狭く、ストレスがたまります。
ですが、デスクトップPCで使っていたモニターを接続すると一転、広大な作業領域を手に入れることができました。

こうして充実した人生を送っていたのですが、ある日、そのモニターを破壊してしまいます。モニターを買い替える金銭的な余裕は無く、一気に貧しい生活へ。

1年近くこの生活を続けていましたが、ウィンドウを切り替える頻度が多くてイライラ。
そういえば、先日、中古のテレビを購入しましたが、これをサブモニターとして使えないかと考えました。
前置きが長くなりましたが、この記事ではテレビを実用的なサブモニターとして使用するために、いろいろと試してみたことを書き記していきます。
テレビとPCの接続方法
相当古いものでも無い限り、テレビにはHDMI入力が搭載されています。これを使うことで、PCと接続することが可能です。

さっそく繋げてみると、ノートPCの画面がテレビにも表示されました。

テレビをPCモニターにした際の課題
現時点で気になる点を挙げてみました。
1. 端の表示が見切れる
2. 表示される領域が狭い
3. 色がビビット過ぎて見にくい
4. 文字が滲む
これらの課題を改善できないか、模索してみます。
端が見切れる件の改善
画面の端が見切れる問題は簡単に直すことができました。テレビの設定から、HD表示領域をフルサイズに設定すると、端まで正しく表示されました。

専門用語で言うと、これは「オーバースキャン」という機能のようで、一般的なテレビは画面の端のゆがみやノイズを隠すために、送られてきた画面の周辺部を表示しないようにしているようです。
しかし、PCモニターとして使用する際は、端が見切れてしまう問題が発生するようです。
ちなみに、この設定をフルサイズにしてから、通常のテレビ放送の表示範囲も広くなりましたが、以前よりもテキストやスーパーの配置がちょうどよく感じます。先述のアンダースキャンによる歪みやノイズの話は、アナログ放送時代のブラウン管テレビにおける話かもしれません。
なお、テレビにこの機能が搭載されていなくても、GPUの設定で調整することができるかもしれません。例えば、私のノートPCでは、インテルグラフィックスコマンドセンター内のスケーリングの調整から、出力される画面全体の大きさを調整できます。

表示領域の改善
表示領域が狭い理由は単純で、このテレビの画面解像度が低いから。この機種の詳細な仕様が公開されていないので、合っているかは分かりませんが、体感的に1366×768のHD解像度だと思います。

近年はノートPCでも1920×1080のFHD解像度のものが多いので、ノートPCにも負けていますね。
ただ、テレビの場合、画面の解像度以上の解像度の入力に対応していることが多いです。試しにPC側の外部モニターへの出力の設定を1920×1080にしてみました。

一気に領域が広くなりました。しかし、今度は表示される文字やウィンドウが小さすぎます。また、テレビ本体の解像度との差が大きく、文字が潰れてしまっています。

そこで、間をとって1600×900に設定しました。

今度は表示が小さすぎずいい感じです。文字は多少潰れている感じはありますが、ギリギリ許容範囲かな。
その後、色々と試して、画面解像度は1980×1080にし、拡大率を125%にするといい感じになることがわかりました。表示領域は1600×900と変わらないのですが、こちらのほうが少しだけですが、文字がくっきりとしているように感じるのですよね。
なお、最初からPCモニターとしても使うことを目的にテレビを買われる方は、画面解像度が高い機種を選ぶと幸せになれるかもしれません。新品の高解像度モデルはよくわからないメーカー製のものが多いですが、中古で選ぶ場合はある程度の選択肢があります。
たとえば、三菱の19インチモデルは画面解像度が1600×900のものが多いです。
また、シャープの22インチモデルも、伝統的に画面解像度は1980×1080ですね。
タマ数は少ないですが、オリオンの22インチモデルも画面解像度が1980×1080ですので、いい選択肢かもしれません。
色がビビッド過ぎて見にくい
作業領域の次に気になった点は色です。色がビビッド過ぎます。特に、白色がやたらと強調されていて眩しいです。
テレビの画質設定を見ていると、「液晶AI」や「ビビッド」といった怪しげな項目を発見。

調べてみると、それぞれ次のような機能でした。
液晶AI:シーンにあわせてメリハリのある映像にする
ビビッド:彩度を高めに映像をチューニング
多分、この2つが悪さをしていますね。普通の映像ソースだったらいい感じに働いて迫力のある映像になると思うのですが、PCのモニターとして使う際には余計な機能です。ということでオフにしたら色合いは落ち着きました。
多分ですが、他のテレビでも似たような設定項目はあると思うので、テレビにPCの映像を表示させたときに、色がビビッドすぎて困っている方は、設定を見直してみるといいと思います。
文字が滲む
これは元から滲んでいるように感じていたのですが、先述の表示解像度の設定を行ったら悪化しました。画面解像度と表示解像度がチグハグですからね...

なにか、いい感じの設定項目はないかなと探していたら、「HDオプティマイザー」というものを発見。これは、ブロックノイズ(小さな四角形のノイズ)や輪郭部のちらつき(ノイズ)を低減させる機能のようで、中に設定したところ、文字のにじみが多少改善されました。

サブディスプレイとしては及第点に
このように、いろいろと設定を工夫したところ、ノートPCのサブディスプレイとしては実用的に使えるようになりました。
ただ、これをデスクトップPCのメインディスプレイにしたいかと聞かれると微妙ですね。ノートPCの内蔵LCD(1980×1080)と比較すると、やはりぼやけて見えます。
「餅は餅屋」という言葉があるように、PCのモニターはちゃんとしたPC用のディスプレイを買ったほうが良いのかもしれないです。別にPC用のディスプレイも割高なわけではありませんからね。
例えば、21.5インチのフルHDなら1万円程度で購入することができます。
中古品を選べば、より安く抑えることも可能です。
とりあえず、当分はこの環境で運用していこうと思いますが、我慢できなくなったら新しいモニターを買ってしまうかもしれないです。
しかし、サブモニターがあるかないかの違いは、やはり大きいですね。ノートPC側で記事を書きながら、サブモニターでは調べ物をしたり、記事に使う画像を選んだり、Youtubeを流し見できるのは実に快適です。
みなさんも、家に使っていないテレビがあったら、一度試してみてはいかがでしょうか?

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商品情報
- メーカー
- Panasonic
- 製品名
- TH-L19X6PS


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