新品レビュー(1年以内)
今回は、Intel Optane Memory M10 (16GB) のレビューです。

ちょっと前だとHDDのキャッシュ用途として結構使われてましたね。今時はSSDが一般的になってきたので全然見なくなりましたが。
私はOpenWrt(ソフトウェアルータ)のブートディスクと、USBメモリ用途で2枚使っていたのですが、なぜか新たに5枚購入してしまいました。完全に衝動買いです。合計7枚になりました。 今更16GBのSSDとか何に使うの?って感じですが、案外使い道あるんだぞ、というところを書いていきます。よかったら見てやってください。
そもそもOptaneって?
玄人揃いだと思うので説明は不要かと思われますが、一応書いておきます。
Optane(オプテイン)というのはIntelとMicronが共同開発した3D XPointという特殊なメモリ技術を使ったストレージです。
私たちが普段使っている一般的なSSD(NANDフラッシュ)とは構造が根本的に違っていて、「DRAM(メモリ)とNAND(SSD)の中間」みたいな立ち位置の代物です。特徴をざっくり言うとこんな感じ。
- ランダムアクセスが異常に速い
- 書き込み耐性が異次元に高い
- 製造コストがクソ高い
もともとは遅いHDDのデータを一時的に置いて爆速化するためのキャッシュ用(Optane Memory)として登場し、その後ハイエンドなOptane SSDなども出たのですが…
普通のNAND製SSDが安くなってきたことと、Optaneの製造コストが高すぎたことが重なり、Intelは2022年にOptane事業から撤退してしまいました。
大量に中古市場に流れてはいますが、今はもう作られていないオーパーツなんです。
アリエクとかeBayとか探せば上位モデルもありますが、例えばPCIe 4.0対応のP5800Xとかは400GBで10万円越えが基本です。普通のSSDと比べると流石に高すぎますよね。
ちなみに今回のOptane M10 16GBはアリエクで1枚600-1500円くらいで買えます。安い!!!
ただ32GBモデルとかになると急に6000円とかになるので全くオススメしないです。
外観とスペック


青い基板にOPTANEのロゴ。カッコいい。M.2 2280サイズですが、容量は16GBしかないです。接続もPCIe 3.0 x2なので、今の基準だとかなり控えめなスペックですね。

一応CrystalDiskInfoも確認しておきます。今回はアリエクガチャで買いましたが、幸いにもちゃんと動くのが届いたようです。(時々最初から認識されないのが送られてくる)
ちなみに、先ほども書きましたがOptaneを語る上で外せないのが圧倒的な書き込み耐性です。
なんとこのM10 16GB、公式スペックで365 TBWもあります。今回比較に出すCrucial P3 Plus 500GB(110 TBW)と比べても3倍以上の寿命を持っています。容量は30分の1以下なのに。
ベンチマーク比較 (vs Crucial P3 Plus)
せっかくなので、Crucial P3 Plus 500GB(Gen4 x4接続)とベンチマークを比較してみます。

速度比較


シーケンシャル速度は比べるまでもなくP3 Plusの圧勝です。Optaneの書き込み180MB/sとか、今のSATA SSDより遅いですからね。
ただ、注目したいのは一番下のランダムリードです。 P3 Plusが約84MB/sなのに対して、Optaneは約252MB/s出ています。一番安いOptaneでも、OSのレスポンスや細かいファイルの読み込みに直結する部分は案外こんだけいけるもんなんですよね。
レイテンシ比較
ついでに、レイテンシ(遅延)も見てみます。


Optaneの方が応答速度が約3倍速いですね。圧倒的、とまでは言いませんが、安いモデルでも3D XPointの恩恵はしっかり出ているみたいです。
16GBで何ができるのか
で、その16GBの板を7枚も集めてどうすんの?
という話ですが、正直単なるストレージとしては用途はないです。
ただ、意外と結構使い道があります。
- OSのブートディスク: OpenWrtやProxmoxなどのブート用に。OSが軽いので16GBで十分足ります。
- USBメモリ化 : 外付けケースに入れてWindowsのインストールディスクにしたり。普通のUSBメモリに比べると読み書きの持続性や速度は圧倒的ですし、寿命の心配もゼロです。とりあえず1枚買ってみてこの用途で使ってみて欲しい!!
- インスタントリプレイの一時保存先 : 個人的にかなりオススメなのがこれ、というかゲームやってる人間なら必須級。インスタントリプレイって常時録画しては消すを繰り返すのでメインSSDの寿命をゴリゴリ削るんですが、一時ファイルの保存先だけをOptaneに指定し、クリップの保存先を別のSSDにすることができます。16GBあれば5分〜10分程度のリプレイには十分すぎますし、どれだけゲームを垂れ流してもメインSSDの寿命を完全に保護できます。ゲーマーは1枚買え!!絶対損しないから!!
- ZFSのSLOG : ProxmoxやTrueNASでZFSを組む時のキャッシュ用。必要な容量が少ないので16GBでもいけますし、ランダム性能の高さが活きます。凄まじい頻度で書き込みが発生しますが、Optaneなら心配がありません。
終わりに

データ用のストレージを求めているなら最新のSSDを買った方が100000倍幸せになれますが、ランダムアクセスや耐久性が求められるニッチな用途なら、16GBでも案外活きます。
特に、システムドライブの寿命を削りたくない時の身代わり兼キャッシュとして、この圧倒的な書き込み耐性は非常に心強いです。
せっかく5枚買ったので、とりあえずProxmoxのZFSキャッシュあたりに突っ込んで遊んでみようと思います。 皆さんもWindowsのインストールディスクや、M.2スロットが余っていたりしたらメモリのSWAP先に如何でしょうか。
ちなみに、アリエクは届くまでに結構時間がかかりますし、ワンチャン認識しない可能性も普通にあります。そこらへんのトラブルや届くまでの時間が気になる方は、ちょっと割高でもAmazonでサクッと買うのが無難で良いと思います。
まとめ
メインストレージとしては容量も少なく書き込みも遅いので使い物になりません。ただ、一番安いOptaneでもランダム性能や低遅延はしっかり出ているので、軽量OSのブート用やUSBメモリ用途など、ニッチな用途では案外優秀です。
- ランダムリードは現行SSDに勝る
- 365 TBWという圧倒的書き込み耐性
- 軽量OSのブート用やUSBメモリ用途、キャッシュ用途にはちょうどいい
- 容量が16GBしかない
- シーケンシャルライトはSATAより遅い
評価
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商品情報
- メーカー
- intel
- 製品名
- Optane Memory M10 16GB
- 購入価格
- ¥3,600




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